首相「多くの教科書で自衛隊が違憲の記述」ファクトチェック 赤旗

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日本共産党の小池晃書記局長は、安倍首相の改憲発言を5月9日の参議院予算委員会で追求しました。その国会論戦での安倍首相の答弁の真偽をチェックする記事が、5月13日付「しんぶん赤旗」に掲載されました。

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”自衛隊違憲”と断定する教科書なかった

安倍首相答弁 根拠なし

憲法9条に自衛隊を明記する安倍晋三首相の改憲発言を追及した日本共産党の小池晃書記局長の国会論戦で、安倍首相は「採択されている多くの教科書で、自衛隊が違憲であるという記述がある」(9日、参院予算委員会)と答えました。”自衛隊明記の9条改憲”の必要性を根拠づけるため、教科書の書きぶりにふれたものです。

憲法と自衛隊の関係については中学の「公民」の教科書(7社)で扱っています。表現の違いはありますが、いずれも「政府は、自衛のための必要最小限の実力を持つことを憲法は禁止していないと解釈している」という政府の見解を明記しています。

その上で「憲法第9条、そして平和主義に反するのではないかという議論は...続いている」(帝国書院)、「武器を持たないというのが日本国憲法の立場ではなかったのという意見もあります」(東京書籍)、「自衛隊は憲法に違反するという判例や学説があり」(清水書院)など、自衛隊について”違憲という議論もある”という書きぶりです。

安倍首相の言うような「自衛隊は違憲である」と断定する教科書とは何を指しているのでしょうか。

文部科学省教科書課に問い合わせると「違憲であると断定的に書いている教科書はない」と答えました。(和)

(2017年5月13日「しんぶん赤旗」)