【見解】「一国二制度」の形骸化を進める暴挙を厳しく非難する ―香港立法会4議員の資格剥奪について

【見解】「一国二制度」の形骸化を進める暴挙を厳しく非難する ―香港立法会4議員の資格剥奪について

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 日本共産党の志位和夫委員長は11月12日、次の見解を発表しました。

「一国二制度」の形骸化を進める暴挙を厳しく非難する
――香港立法会4議員の資格剥奪について

2020年11月12日 日本共産党幹部会委員長 志位和夫

 中国の全国人民代表大会・常務委員会は11日、香港立法会の議員が香港の独立を主張したり外国勢力に香港への介入を求めたり、国家の安全に危害を加えた場合や香港の憲法にあたる香港基本法を支持しなかった場合は、直ちに議員の資格を失うとの判断を決定した。これを受けて、香港政府は直ちに、民主派議員4人について議員の資格を直ちに失効させた。

 全人代は、この決定を「『一国二制度』を貫徹するため」としているが、立法権をはじめ高度の自治を実施することを明記した香港基本法に反する全くの逆行であり、「一国二制度」の形骸化をさらに進めるものである。

 自由と人権に対する乱暴な抑圧は、社会主義とはまったく無縁の暴挙である。日本共産党は、中国指導部による、「香港国家安全維持法」の強行実施、香港に対する中国の直接支配を強める今回の新たな弾圧措置を厳しく非難する。香港での人権抑圧の中止を重ねて強く求める。

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