ブラック企業の社長が、自民党の比例代表候補

ブラック企業の社長が、自民党の比例代表候補

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 「しんぶん赤旗」に、居酒屋チェーン「ワタミ」の渡辺美樹会長が、自民党の参院選比例代表の公認候補に記事がありました。
 同社の系列の居酒屋「和民(わたみ)」で働いていた女性が、2008年6月、約1カ月の時間外労働が140時間を超えるなどの過酷な勤務で自殺に追い込まれ、昨年2月、労災と認定されました。昨年夏、労働環境が劣悪な企業の頂点を決める「ブラック企業大賞」のネット一般投票で、ワタミはぶっちぎりの1位に“認定”されています。
 今年3月6日の参院本会議で、日本共産党の山下よしき議員が、「ブラック企業」の根絶を求めたのに対し、安倍首相は「長時間労働の抑制を指導し、重大な法違反には厳正に対処する」と答弁しました。ところが、首相直々に渡辺氏に出馬要請したとあっては、安倍・自民党の見識が問われるというものです。
 ブラック企業と言えば、長時間労働やノルマを課し、耐え抜いた者だけを残し、大半が途中で退職したり、病気になり働くことができなくなる(使い捨て)ことを前提に、多数の新入社員を雇用する企業のことです。こういう人が国会議員になったら、青年はさらにひどい状況におかれます。参院選、日本共産党は必ず議席を伸ばさなければと強い気持ちになりました。

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