参院選始まる 和歌山選挙区の様相

参院選始まる 和歌山選挙区の様相

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 参議院選挙が今日告示、来月10日投開票で行われます。憲法違反の戦争法を強行し、明文改憲へ執念を示す安部暴走政権と、それに対する国民・市民そして野党の共闘が大きく広がるというかつてない選挙となる様相です。
 和歌山選挙区では、野党等一候補のゆら登信さんと政権与党候補者との事実上の一騎打ちとなりました。その「激戦区」和歌山選挙区の様相が、本日付「しんぶん赤旗」で紹介されています。その記事を転載します。
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 ”保守王国”を変えよう
    和歌山(改選1)
    ゆら登信候補

 参院選和歌山選挙区(改選数1)には、野党統一候補の、ゆら登信(たかのぶ)氏(64)=無所属=のほか、自民現職、諸派新人が立候補を表明。事実上、ゆら氏と自民現職との一騎打ちの様相です。

 「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合わかやま」(代表=豊田泰史弁護士)が、ゆら候補擁立を発表した4月、日本共産党和歌山県委員会と民進党和歌山県連は、それぞれが擁立していた選挙区候補を降ろし野党統一候補に道を開きました。5月には、共産、社民、生活の3党が推薦を発表。民進党はまだ推薦に至っていないものの、街角には、6年前の参院選で民主党から立候補し15万票を獲得した島久美子氏と、ゆら候補の2人が並ぶポスターが張り出され、自治労などが参加する和歌山県平和フォーラムが、ゆら候補の支持決議を上げました。元和歌山弁護士会会長で、「生きるためのなんでも相談村」村長や生活保護裁判弁護士団長などを務める正義の弁護士、ゆら候補に期待が高まっています。

 日本共産党は、ゆら候補勝利に全力を挙げるとともに、比例で8万5千票を獲得しようと奮闘。選挙区から比例代表に移り全県を駆け巡る坂口多美子候補には、「野党共闘の要、共産党がんばれ」の声援が届きます。

 野党統一候補が衝撃を与える中、5月22日、自民党に激震が走ります。同党の二階俊博総務会長のホームグラウンド、和歌山県御坊市長選に立候補した自公推薦の二階氏の長男が惨敗。30人以上といわれる国会議員を送り込むなど総力を挙げた上での敗北に、地元紙は「退潮鮮明化」と書きました。同市では「今度は、ゆらさんだ」の声が上がります。

 働きながら4歳の娘を育てる菅野桜さんは昨年夏、JR和歌山駅前でたまたま出会った戦争法案に反対する署名をきっかけに「安保関連法に反対するママの会@わかやま」に参加。そして今月5日には、和歌山市での日本共産党演説会で「この国は私たちの一票がつくる。保守王国和歌山を変えよう」と、ゆら候補必勝を訴えました。県内各地で起こった野党統一候補を求めた声はいま、「ゆらさんにぜひ勝ってほしい」に進化しています。

               (2016年6月22日「しんぶん赤旗」)

2016年6月22日「しんぶん赤旗」
2016年6月22日「しんぶん赤旗」
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