地区紹介

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紀北地区白地図

■ 紀北地区が活動している自治体は3市3町です

和歌山県の最北端に位置しているのが、橋本市、伊都郡(かつらぎ町、九度山町、高野町)、紀の川市、岩出市の3市3町です。人口は、207,752万人、有権者は173,937人あります。
北が和泉山脈で大阪府と接しています。紀ノ川を中心に挿んで南北に広がっている地形をもち、気温の差を利用してさまざまな農産物が生産されています。農産物の生産は、果樹が中心です。大阪に接していることもあって、大阪につとめている人も多いのが特徴です。

■ 自然といのりに満ちた地域です

紀の川は、古くから奈良から海に出る街道として栄えた地域で、人が住み始めたのは縄文時代に遡ります。

2004年、吉野・高野・熊野がそれぞれ歴史的な経過が違うにもかかわらず、いずれも神仏習合になっていることが評価され、世界遺産に登録されました。紀北地域では、高野山とその参詣道である町石道を軸に九度山の慈尊院、かつらぎ町三谷の三谷坂、同天野の丹生都比売神社などが世界遺産に指定されています。神と仏が互いに共存しあいながら発展してきた地域は、外国文化と日本文化が融合してきた日本の歴史のふるさとともいうべきものです。世界遺産に登録されるときに、ユネスコは、神仏習合を生み出したのは自然にあったと評価しました。
近年、奈良県の葛城山と紀の川市の葛城山を含む道が修験道の修行の道であることに光が当たり「葛城修験」として日本遺産に認定されました。日本遺産のポータルサイトには、

「和歌山~大阪~奈良の境に聳える葛城の峰々。修験道の開祖と言われる役行者(えんのぎょうじゃ)がはじめて修行を積んだこの地は、世界遺産の吉野・大峯と並ぶ「修験の二大聖地」と称されています。この地には、役行者が法華経を1品ずつ埋納したという28の経塚があり、今も修験者たちは、その経塚や縁の寺社、滝や巨石を巡ります。そしてその修行にはいつの時代も、この地に暮らす人々との深いつながりがありました。
修験者や地域の人々が大切にしてきた聖地「葛城修験」――修験道の歴史は、ここから始まりました。

と書かれています。

九度山は、真田信繁(幸村)が1600年の関ヶ原の戦いに敗れた後、蟄居させられた土地です。真田信繁が生活していた住居は、真田庵という名のお寺になっています。真田信繁は、九度山から大阪城入りを果たしました。大坂冬の陣、大坂夏の陣の戦いを通じて真田信繁は、歴史に名を残す戦国の大名となりました。
2016年、NHKの大河ドラマ「真田丸」は、この信繁の生涯を描いて、大人気を博しました。九度山町や上田市の真田幸村で大河ドラマをという運動が、10年越しに実って観光客が増えました。
紀の川市には741年、聖武天皇時代に60箇所建立を命じたうちの1つである国分寺跡があります。
紀の川市の粉河には高野山よりも歴史の古い粉河寺があり、岩出市には真言宗のお寺である根来寺があります。粉河寺と根来寺は、豊臣秀吉の攻撃を受け、粉河寺は大被害を受け、根来寺は全山焼失しています。それぞれの寺は復興するのにかなりの時間が必要でした。

紀北地域の各所には、さまざまな道の駅が造られ、フルーツの豊かな地域に来て、物産販売を楽しむことができるようになっています。癒やしの時代です。ぜひ、自然といのりに満ちた地域に足をお運びください。

■ 3市3町はさまざまな顔をもっています

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人口が増加しているのは、岩出市のみで後の市町は、人口減少に悩まされています。
橋本市は大阪のベットタウンとして発展しましたが、近年は人口が減少しています。高野町の人口流出も激しくなっています。かつらぎ町や九度山町は農業が基幹産業ですが、ここでも高齢化、過疎化が激しくなっています。
紀の川市は、那賀町、粉河町、打田町、桃山町、貴志川町が合併してできた市ですが、打田町域以外は、人口減少に悩まされ、旧町ごとの違いが出てきています。
岩出市は、人口増の中で単独で5万人を超えて、町から市になった自治体です。この街は、急激な人口増に伴って、さまざまな問題を抱えています。
豊かな自然の中でさまざまな顔をもつ紀北地域が、紀北地区委員会の活動の舞台です。

■ 国政と地方政治を結んで活動しています

日本共産党紀北地区委員会は、市町議員9人(橋本市2人、かつらぎ町1人、九度山町1人、紀の川市3人、岩出市2人)の地方議員を先頭に、「住民の切実な願いこそが住みよい自治体をつくる」という信念のもとに、定期的に「住民アンケート」を行い、要求を政策化して、さまざまな運動を行っています。

地方自治体の政治と国の政治は深くつながっています。悪政は国から降りてくることが多いです。これに対し、日本共産党は、国民主権の立場にたって、自治体に改善できることはないか、創意工夫して自治体の独自施策をつくれないかという努力を行ってきました。
国の悪政の防波堤から自主的な施策の発展へ。こういう取り組みが未来を開いてきました。18歳までの医療費の無料化や学校給食の無償化などが広がっていますが、これは国の政治に対する地方からの提案でもありました。

また、住民の要求を政策に掲げ、自治体独自の施策を実現することが、住みよい自治体をつくる道でした。水道料金値上げに反対し、値上げ幅を半減させる、小中学校への冷暖房の完備やコミュニティバスの実現、就学援助の入学前支給、山間部への公民館開設、不良空き家の解体への補助金実現、中学校の制服のジェンダー平等化など、住民のみなさんと一緒に運動して実現してきたことはたくさんあります。

残念ながら2023年4月9日執行の統一地方選挙で紀の川市区の県議選挙で杉山俊雄県議の再選を勝ち取ることができず、議席を失いました。県議会に日本共産党の議席があるのとないのでは、住民の要求実現に大きな差が生まれます。県議をどうやって確保するのか、教訓を導き出し、再度挑戦したいと決意しています。

同時に、国政でなければ、解決できない問題がたくさんあります。憲法9条にもとづく平和外交と恒久平和の実現、戦争しない国づくり、8時間働けば普通に生活できる国、最低賃金1500円の実現、男女の賃金格差の改善、選択的夫婦別姓、同性婚の実現、大学までの授業料の無料化、返済することのいらない給付型奨学金の一般化など、国政の変革こそが国民主権を現実化する国をつくる力になります。

日本共産党は、日本国憲法の全ての条項を生かした国づくりをめざし、主権在民を貫いた民主主義的な変革に取り組んでいます。国民主権と戦争反対を貫いて101年、これが私たちのモットーです。

住所:和歌山県伊都郡かつらぎ町佐野490-4【地図】

地区事務所地図2