平均寿命 男性が過去最高に・女性は再び世界一

平均寿命 男性が過去最高に・女性は再び世界一

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 日本人の平均寿命は男性79.94歳、女性86.41歳になりました。寿命が延びるのはうれしいですね。この世に生を受けたからには、「ジグザグはあっても、人間らしく生き抜いた」と思える人生にしたいですね。
 だけど、この記事を見て、不安に思ったのは私だけでしょうか。所得は上がるどころか、秋から年金の引き下げ、来春には消費税値上げ。社会保険料・税の負担はあがる一方です。社会保険の制度そのものが、要支援2までが介護保険の対象から外す動きがあります。
 「ALWAYS三丁目の夕日’64」は、懐かしい良き日を思い出す映画でしたが、当時のような「良きおとなりさんの関係」は多くのところで消えてしまいました。いまは「個人責任」がすべての社会につくり変えられつつありますよね。

 いまは「子どもたちに迷惑をかけたくない」「子どもたちがかわいそう」という声を良く聞きます。20年ほどまえまでは、「わしら、ほんまに幸せやな。いい老後や」という会話を多くのところで聞きました。
 ところが、90年代の構造改革路線のもと、橋本内閣が消費税増税と社会保障改悪で一気に景気が落ち込み、くらし破壊が進みました。とくに正規社員を非正規社員に置き換えるー派遣労働があたりまえにする中で、日本社会がこわれはじめました。
 そして今、安倍内閣は、限定正社員制度、「金」で退職合法化など、働くルールを根本から変える準備に着手。他方、金融政策の変更で円安・物価高を誘導し、消費税増税へ(合計5%の物価高)。大企業には減税計画も打ち上げられました。甘えているのは「誰」で、「誰」がその恩恵を受けているのでしょうか。
 日本が、さらに壊れようとしているのではないでしょうか。

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