自民党の佐田衆院議院運営委員長が、委員長辞任を衆議院議長に提出し受理するとの報道がありました。｢週刊新潮｣が自民党の佐田衆院議院運営委員長の女子大生相手の買春問題を報じたことが発端です。佐田氏は、第一次安倍内閣の時代にも、事務所費問題で辞任をしています。そして｢週刊文春｣は西村副内閣相の女性問題を報じ、菅長官は記者会見で｢本人は事実関係を否定している｣とし、辞任の必要はないとの認識です。

自民党は先日、比例代表候補31人を発表しましたが、すでに２人が暴力団との関係で29人になっています。29人の中には、ブラック企業と若者達の中で指摘されているワタミ会長が名を連ね、｢選挙違反｣かと指摘される様々な問題を起こしています。

こんな重大な問題で、党首でもある安倍首相が｢発言をできない｣異常さ。委員長辞任だけですむのか。問いたいです。

維新の会の橋下氏が米兵に買春をすすめ、自民党の佐田氏はみずから買春を行った。歴史認識で、自民党と維新の会は歴史認識だけではなく、この党の基本的人権に対する認識はあまりにも貧困。美辞麗句、10年後など｢夢｣を語る日本の政治の先行きの結末が見えてきそうです。