【談話】ガザ危機 即時停戦決議案への米国の拒否権行使を糾弾する 日本共産党志位和夫委員長

【談話】ガザ危機 即時停戦決議案への米国の拒否権行使を糾弾する 日本共産党志位和夫委員長

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日本共産党の志位和夫委員長は12月9日、次の談話を発表しました。

即時停戦決議案への米国の拒否権行使を糾弾する

2023年12月9日 日本共産党幹部会委員長 志位和夫

 一、国連安保理は8日(日本時間9日早朝)、国連事務総長の要請に応じて、即時の人道的停戦などを要求する決議案を討議したが、米国の拒否権行使により、採択できなかった。ほぼ100カ国が共同提案国となったこの決議案には、英国が棄権にまわった以外、他のすべての安保理理事国が賛成した。日本共産党は、ジェノサイドというべきガザの破局的事態を回避しようとする国際社会の一致した努力を踏みにじった米国の責任を厳しく糾弾する。

一、 米国は、イスラエルに対して高性能の爆弾や砲弾など大量の兵器の供与を続け、その政治的・軍事的支援の下でイスラエルはガザ地区への最大規模の攻撃を続けている。ハマスによる無差別攻撃や人質は国際法違反であり、わが党は強く非難し、人質の即時解放を要求する。しかしそのことは、イスラエルによる大規模攻撃もガザの破局的事態への米国の加担も正当化するものでは決してない。

 一、ガザの破局的な人道状況の打開には一刻の猶予も許されない。決議案に賛成している日本政府に対し、イスラエルによる国際法違反と米国のイスラエル支援に明確な批判的態度を表明して、各国政府や国際機関とともに、ガザにおける人道上の大惨事を回避するために緊急の行動をとることを要請する。

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