【談話】米英によるイエメン攻撃を批判する――中東情勢の激化を止める外交強化を呼びかける 日本共産党志位和夫

【談話】米英によるイエメン攻撃を批判する――中東情勢の激化を止める外交強化を呼びかける 日本共産党志位和夫

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 日本共産党の志位和夫委員長は1月12日、次の談話を発表しました。

米英によるイエメン攻撃を批判する
――中東情勢の激化を止める外交強化を呼びかける

2024年1月12日 日本共産党幹部会委員長 志位和夫

一、米英軍は11日、イエメンの反政府武装勢力フーシ派に対し広範囲な爆撃をおこなった。この攻撃は、フーシ派が昨年10月以来、パレスチナ・ガザのイスラム組織ハマスへの支持、イスラエルとの対決を掲げて民間船舶への攻撃と乗員の拘束を続けていることを理由にしている。フーシ派の行為は決して正当化できるものではない。しかし、米英軍の攻撃は、国連憲章と国際法を踏みにじるものであり、厳しく批判する。

一、国連安保理の10日採択した決議は、フーシ派の行為を非難するとともに、イエメンの主権と領土保全の尊重と中東情勢のさらなる悪化を避けるよう自制を求めている。いま懸念されるのは、ハマス支持のフーシ派への攻撃が、中東地域全体の情勢をさらに悪化させ、暴力の連鎖を生みだしかねないことである。わが党は、イエメン内戦の和平に向けた国連を中心とした外交努力の強化とともに、ガザ危機で一刻も早く停戦を実現するためのいっそうの外交的取り組みを呼びかける。

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