強行採決から1年 戦争法廃止!全国各地で行動を計画

強行採決から1年 戦争法廃止!全国各地で行動を計画

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 安倍政権が戦争法の成立を強行してから19日で1年が経ちます。政権側から「年を越せば国民は忘れるだろう」などという声も聞かれましたが、「憲法違反の『戦争法』は廃止」「立憲主義、民主主義を守れ」の国民の声は衰えるところを知りません。

 安倍政権は、治安情勢が悪化しているアフリカ・南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に11月から派兵予定の陸上自衛隊11次隊へ「駆けつけ警護」などの新任務付与を画策しており、「戦争法」は本格的な運用に向けて新段階に入ろうとしています。「戦争法」を発動させないたたかいは待ったなしです。

安倍政権の憲法をないがしろにする政治を止めようとの行動が全国各地で計画されていることが、本日付「しんぶん赤旗」で報じられました。

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戦争法強行1年 あの怒り忘れない

全国300カ所以上で行動

安倍晋三政権が戦争法の成立を強行してから19日で1年。本紙が地方総局と都道府県記者の取材にもとづいて戦争法の廃止、立憲主義の回復、改憲阻止などを掲げる行動計画を調べたところ、19日を中心に10日から30日までの間に、わかっただけでも300カ所を超えました。


写真

(写真)取り組みを知らせる各地の宣伝物

「あの悔しさを忘れない」(甲府市)、「あの怒りを忘れない」(福井市)、「強行成立を忘れない」(長野県大町市)、「私たちは『19日』をわすれない!」(鹿児島市)といった集会が目立つことも特徴で、国民の怒りが持続していることがわかります。

計画されている行動は、集会やデモ、パレード、スタンディング、リレートーク、学習会、講演会、宣伝、署名など多彩です。函館市の「戦争をさせない道南総がかり行動」、「総がかり行動秋田県実行委員会」、茨城県の「総がかり取手行動実行委員会」、「福井総がかりアクション」「おおさか総がかり実行委員会」など、各地で「総がかり」の名前がついた実行委員会が行動を主催します。

福島市では「ふくしま県市民連合」が、民進党の増子輝彦参院議員、日本共産党の高橋千鶴子衆院議員、社民党の紺野長人県連代表が参加する「市民と野党の合同街頭集会」(18日)を開くほか、徳島市の「4野党合同街頭宣伝」(19日)、島根県大田市の「3党合同スタンディングアクション」(19日)などが計画されています。岐阜県では美濃市、瑞穂市、可児市で「市民連合」がスタンディングやリレートークをおこないます。「九条の会」も各地で行動します。

各地の弁護士会も各地でシンポジウムや街頭宣伝を計画。シンポジウムでは、元内閣官房副長官補の柳澤協二さん(東京)、学習院大学大学院教授の青井未帆さん(神奈川)、元最高裁判事で弁護士の浜田邦夫さん(山梨)、早稲田大学教授の長谷部恭男さん(和歌山)らが発言する予定です。

東京では、「総がかり行動実行委員会」がよびかける「強行採決から1年 戦争法廃止!国会正門前行動」が19日午後3時半からおこなわれます。

「総がかり行動実行委員会」に参加する憲法共同センター(全労連、全日本民医連、新日本婦人の会など)は8月、声明で「全国各地で取り組みを具体化しよう」と呼びかけています。

(2016年9月9日「しんぶん赤旗」)

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和歌山での行動、集会など

 ◆12日、和歌山市役所前。憲法の破壊を許さないランチTIMEデモ。正午。主催=憲法9条を守る和歌山弁護士の会。

◆19日、和歌山市の和歌山城西の丸広場。「違憲立法・安全保障法制(戦争法)ただちに廃止!和歌山アピール行動」。午前10時。主催=憲法9条を守るわかやま県民の会など。

◆29日、和歌山市のプラザホープ。「憲法学習会―日本会議のすべて」。午後6時。主催=憲法改悪阻止和歌山県各界連など。

◆30日、和歌山市の和歌山ビッグ愛。憲法講演会。講師=早稲田大学大学院教授の長谷部恭男さん「立憲主義と民主主義を回復するために」。午後6時半。主催=和歌山弁護士会。

以上

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